近岡屋の醤油は、能登の自然の恵みです

金沢から能登へと向かう中間地点、宝達志水にある近岡屋醤油。目をやればかつて加賀藩の金山でもあった能登最高峰・宝達山を眺めることができます。近岡屋の醤油は、大豆を蒸す作業をはじめ、すべての醤油づくりの工程でこの宝達山からの伏流水を使用しています。千里浜からの潮風と、時に厳しい能登の四季のなか、近岡屋のもろみはゆっくりと時間をかけて育てられるのです。

創業時のままの蔵には、醤油づくりの神様がいます

かつては杉樽木桶で作られていた醤油ですが、近年では機械化や生産の効率化が進み、醸造タンクでの醤油づくりが一般的に。醤油の製 造も品質管理も、時間をかけずに簡単に行えるようになりました。でも機械には、杉樽木桶のほのかな杉の香りや、蔵に棲み着いた菌によって醸しだされる味わ いをつくりだすことはできません。たとえ同じ原材料を使ったとしても、近岡屋のもろみを真似ることはできないのです。