参勤交代から生れた 郷土の味、金沢佃煮

金沢の佃煮の歴史は、藩政時代の参勤交代に始まります。江戸から加賀へ大名土産の一つとして伝わったとされる「佃煮」という食文化が、当時の加賀藩でしっかりと育まれました。何より文化振興を止まないこの地の先人たちの知恵によって、より口に合った味付けに加工されて金沢佃煮となりました。

“昔ながらの釜炊き佃煮詰合せ”は、ほたる烏賊30gをはじめ、花くるみ煮、潮騒くるみ、公魚やわらか煮の4種を食べ切サイズで揃えた逸品です。

手間を惜しまず、時間をかけてじっくり炊きあげた昔ながらの佃煮の味をお楽しみください。

「くるみ」とリスをデザインした缶入の「くるみの飴煮 メープル」は、メープルシロップを絡めたキャラメリゼ風のお菓子仕立てのくるみです。 香ばしい風味としっとり、サクッとした食感がついくせになる一品で、この他大野醤油風味・生姜カラメル・黒糖の3つの風味があります。金沢ではくるみを「久留美」と書いて、いつまでも若々しく美しくあるようにと願いを込めて食べる慣習があります。金沢土産や、ちょっとしたプレゼントにいかがでしょうか。

自然からの恵みを 手間を惜しまず炊き上げる

やがて創業100年を迎える大畑食品の佃煮づくりは、旬の素材を使い、手間と暇を惜しまず、ぐつぐつと丁寧に釜で炊き上げることを信条としています。

海山の幸、加賀白山からの伏流水と伝統ある金沢大野の醤油など佃煮づくりにはかかせない素材に恵まれた環境の中で、ひとつずつの素材を活かす、丁寧な佃煮づくりを続けています。

金沢名物ごりの佃煮の場合は、新鮮な「生ごり」を使います。滑りをとるため流水でもみ洗いをした後、篭ごと釜に入れ醤油、砂糖、料理酒等を加え炊き上げていきます。

金属探知機による金属片などの異物除去、加熱殺菌、冷却の後、包装や梱包の祭に再度異物探知を行い、安全管理を行っています。このように「金沢佃煮」は衛生管理の行き届いた設備において製造されています。

自然の恵みを生かした、伝統とふるさとの味を是非お楽しみください。