九谷焼に新たな挑戦 純白のテーブルウェア

HANASAKA(ハナサカ)は九谷焼をバックグラウンドに持った、テーブルウェアブランドです。

ブランド名のHANASAKAは、九谷焼の陶石が採掘される地域の名前で、そこで採石されたのは花坂陶石と呼ばれ、九谷焼の素地になります。

色絵が特徴の九谷焼のなかで、あえて上絵のない純白の九谷焼を提案したのが谷口製土所のHANASAKAです。

九谷焼の土を知り尽くし、自らを「粘土屋」と名乗る谷口製土所の新たな挑戦でした。

真っ白でフラット、極めてシンプルなフォルムデザインの食器です。表面にはチリひとつなく、しっとりと滑らかでさらりと手になじむ九谷焼。

新しい九谷の挑戦をお楽しみください。

九谷の土を知り尽くして いるからこそ

HANASAKAの食器は、九谷磁器土の中でも白く透明度の高い粘土を使用し、土の雰囲気を感じられるよう釉薬をかけず、焼成と研きを繰り返すことで、滑らかでしっとりとした質感を作り出しています。

純白の素地は、不純物(黒点等)があれば目立ちます。

粉砕、水簸(すいひ)、脱水、土錬(どれん)、全ての工程で、熟練の技術が必要となります。

かつて古九谷が素地面を絵で埋め尽くしていたのは、素地の黒さを隠すためとも言われています。

純白の素地は、一切の妥協を許さないのです。

色絵が主流の九谷焼であえて無地の九谷を提供することに九谷焼の「粘土屋」矜持が伺えます。土から発想した九谷焼ブランドを立ち上げたい。真っ白な九谷焼を見て驚く人の顔が見たい。新しい九谷焼でワクワクする心を届けたい。それが、HANASAKAの心意気です。