伝統の技と粋を活かした 上品な漆塗アクセサリー。
日本に古くから伝わる美しい天然塗料である「漆(うるし)」。その色といえば黒や赤が代表的ですが、輪島塗「呂色(ろいろ)職人」が持つ、表面に光沢をだす伝統の技が活かされた漆塗のアクセサリー「漆珠」は、ピンク、青、緑、紫などの色漆を丸い玉に塗ったもので、天然石や真珠にも負けない美しさと上品さが特徴です。
「漆珠」は、黒檀等の木地に天然漆を一珠一珠手塗して、丹精込めて仕上げた漆のアクセサリー。天然漆の潤沢な輝きを放ち、非常に軽いので、自然なスタイルでお使いいただけます。
また、純銀粉と色漆で加工した「銀地玉」は、どこにもないオリジナル商品。パステル調の色合いで、とても上品できれいです。銀(シルバー)は時間を経ると酸化しますが、銀地玉は、表面にコーティングを施してありますので、安心してお使いいただけます。
「呂色師」のモノづくりへの こだわりと挑戦。
輪島塗のモノづくりは124の行程からなる分業形態をとっており、それぞれのプロ職人が分担して進め、初めて一つのモノが完成します。時間と手間がかかるのはそのためで、価格にも反映します。
輪島漆芸 升井克宗氏は、輪島塗の最終工程の表面に美しい光沢を出す呂色師。多くの職人が中国産漆を使用する中で、日本産漆にこだわっています。また、分業制は専門性の質は高まりますが、呂色だけに従事していては、モノづくりを点でしか把握できず、最初から完成までの線を知らねば、モノづくりの本質が見えないと考え、石川県立輪島漆芸技術研修所で、その基礎を学びました。
今日、日常生活から失われつつある伝統工芸品。先代から受け継いだ漆加工技術を残したい、そんな思いから輪島塗の伝統工芸に固執せず、かつ、伝統工芸技術を活かしながら、リーズナブルなもの、現代にマッチするもの、また、呂色師という自分にしかできないものに挑戦する、そんな思いで作品づくりに取り組んでいます。